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BL~中編・長編集2~

第15章 ~ほんとに好きなのは…?~

「ん……」

数分もすると、体の力も抜け、すっかり生徒会長に身を委ねていた。

「……可愛いな。」

「…~っ…見ないで下さい…」

可愛いとか……そんなこと言うの生徒会長くらいだっての。

「!? ちょ、なにっ…」

なんて照れていたら、生徒会長の手が服の中に入ってきた。

「あははっ‼‼ ちょ…っと、待っ……くっ…ッ」

くすぐたがりの俺は、生徒会長の手が少しでも腹部をかすめるだけでくすぐったくて身をよじらせてしまう。

「そんなにくすぐったいのか。」

「ッ……ほ、んとにっ…やめ、て…っ…くださっ…」

あまりにも俺がくすぐったがるもんだから、驚きと好奇心にかられたようにめっちゃいろんなところを触ってくる生徒会長。

「じゃあ、ここは?」

「!? ちょっ…‼」

そう言って、生徒会長が触れてきたのは……

「んっ……」

「くすぐったいか?」

「ッ…ふっ…ぅ…」

なんだこれ。 さっきまでと、全然違…

突然の感覚に、頭がついていかない俺。
そんな俺をわかってか、生徒会長はにやりと笑うと、両手で乳首に触ってきた。

「どうなんだ?」

「ぁ…ッ…」

わかってるくせに。 どうして、そうやって意地悪するんだ……

「な、んか……」

「ん?」

だけど……意地悪そうに微笑んでても、どこか優しさを感じて……
それがひどく嬉しくて、なんだかくすぐったい。

「いつもより……意地悪…ですね…」

俺の言葉に、生徒会長の顔から意地悪な笑みが消え、代わりに優しい笑みが浮かんだ。

「好きな子はいじめたくなるだろ?」

「っ‼ なっ…し、小学生ですかっ!?」

恥ずかしくて、そんな可愛くないことを言ってしまう俺。
生徒会長には、これが照れ隠しであることがバレているようで、そんな俺を見てまた面白そうに笑うだけだった。

だけど…

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