BL~中編・長編集2~
第17章 ~一番好きな人~
「嫌っ‼‼ やめて…ッ…‼」
「そんなに嫌がらないでよ。 大丈夫。 気持ちいいことしかしないよ…」
そんなこと言われても、嫌なものは嫌だし、気持ち悪いものは気持ち悪い。
もう、僕の頭の中はパニックで……恐怖で、どうにかなってしまいそうだった。
両腕を押さえ込まれてしまっていたけど、この状況から抜け出そうと、わけもわからず必死にジタバタする。
「嫌だ…ッ…や、めてっ……‼」
「騒いでも無駄だよ。 ここ、滅多に人が来ない場所にあるから。」
そう言った部長さんの言葉は嘘ではないことは、僕にもわかる。
だって、ここの部屋に入る前、誰も人に会わなかったから。 僕も、入学してから初めてここら辺に来たし。
「お願…ッ…やだっ……ッ…‼‼」
「やめるわけないでしょ。 いい加減、諦めて大人しく……」
部長さんの手が、僕の服の中に入ってきた時だったんだ。
「ぅ゛っ‼!?」
偶然、ジタバタしていた僕の足が部長さんの股間にクリーンヒットしたのは。
「ぃ…ッ…」
手加減なんてせずに暴れていたから、あまりの痛みに一瞬僕を押さえつけている部長さんの力が弱まった。
今しかないと思って、部長さんを突き飛ばして部屋を飛び出した。
「はぁ…っ…はぁッ……‼」
あまりの出来事に、頭の中が真っ白で……わけもわからず、どこを目指すわけでもなく、必死に走った。
校内を全速力で走る僕を見て、みんな不思議そうな顔をしていたけど…僕はそれどころじゃなくて。
気が付いたら、さっきの部屋から結構距離の離れている中庭にいた。
「はぁっ…は、ッ…っ…」
息が苦しい。 喉が痛い。 口の中が鉄の味でいっぱいだ。
喉が切れて血が出ているんじゃないかってくらい、息を吐き出す度に口の中に不快な味が広がる。
「は、ぁ…ッ……ぁ……」
逃げ切れた安心して、ここにきて急に恐怖心から体が震えてきた。
足もガクガク震えてきてしまって、立っているのも辛い。
「そんなに嫌がらないでよ。 大丈夫。 気持ちいいことしかしないよ…」
そんなこと言われても、嫌なものは嫌だし、気持ち悪いものは気持ち悪い。
もう、僕の頭の中はパニックで……恐怖で、どうにかなってしまいそうだった。
両腕を押さえ込まれてしまっていたけど、この状況から抜け出そうと、わけもわからず必死にジタバタする。
「嫌だ…ッ…や、めてっ……‼」
「騒いでも無駄だよ。 ここ、滅多に人が来ない場所にあるから。」
そう言った部長さんの言葉は嘘ではないことは、僕にもわかる。
だって、ここの部屋に入る前、誰も人に会わなかったから。 僕も、入学してから初めてここら辺に来たし。
「お願…ッ…やだっ……ッ…‼‼」
「やめるわけないでしょ。 いい加減、諦めて大人しく……」
部長さんの手が、僕の服の中に入ってきた時だったんだ。
「ぅ゛っ‼!?」
偶然、ジタバタしていた僕の足が部長さんの股間にクリーンヒットしたのは。
「ぃ…ッ…」
手加減なんてせずに暴れていたから、あまりの痛みに一瞬僕を押さえつけている部長さんの力が弱まった。
今しかないと思って、部長さんを突き飛ばして部屋を飛び出した。
「はぁ…っ…はぁッ……‼」
あまりの出来事に、頭の中が真っ白で……わけもわからず、どこを目指すわけでもなく、必死に走った。
校内を全速力で走る僕を見て、みんな不思議そうな顔をしていたけど…僕はそれどころじゃなくて。
気が付いたら、さっきの部屋から結構距離の離れている中庭にいた。
「はぁっ…は、ッ…っ…」
息が苦しい。 喉が痛い。 口の中が鉄の味でいっぱいだ。
喉が切れて血が出ているんじゃないかってくらい、息を吐き出す度に口の中に不快な味が広がる。
「は、ぁ…ッ……ぁ……」
逃げ切れた安心して、ここにきて急に恐怖心から体が震えてきた。
足もガクガク震えてきてしまって、立っているのも辛い。