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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

「パパー!!」

「「!!」」

もう上がってきたのか。

今日は早かったな。

「お風呂気持ちよかった?」

「うん・・・気持ちよかっ・・・」

「・・・・楓?」

なんか、少しフラフラしてるというか・・・ぼーっとしてる感じ?

「眠いの?」

「う~・・・・」

だから上がって来るのが早かったのか。

「じゃあ、お部屋に行ってもう寝ようか。」

「ん・・・はーい・・・・」

楓を持ち上げて廊下に出ると、同じく眠そうにしている棗が。

「ほら、棗もおいで。」

「うん・・・」

二人を連れて、子供部屋に向かう。

「よいしょ。」

それぞれのベッドに二人を寝かせると、二人はすぐに寝息を立て始めた。

いつもは簡単に寝てくれないから、楽でいいな。

「梓―!! お風呂に入っちゃって!!」

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