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BL~中編・長編集2~

第1章 ~天使がくれた奇跡~

子供部屋を出たら、下から椿の声が聞こえた。

疲れてるし、さっさと入っちゃおう。

「はーい。」

着替えを取りに自分の部屋に寄ってから、そのままお風呂場に向かう。

「ふぅ・・・」

あぁ~・・・・生き返る。

お風呂って偉大だよね。 これがなければ、僕は今頃過労死してるよ。

「さっぱりした・・・」

「ほら、次は駿。」

「はいはい。」

リビングに入ると、既にパジャマの椿と冬馬君が仲良くテレビを観ていた。

「しばらく締め切りはないのか?」

「ん~・・・どうだろ。 一週間後とかかな?」

また締め切り地獄か・・・

「はぁ・・・・また担当さんに怒られそう・・・」

「梓が締め切り破ったことってないだろ?」

いや、そうなんだけどね。 結構ギリギリなことが多いわけですよ。

「また徹夜続きかな~・・・」

「作家って大変だな。」

担当さんの方が大変だと思うけど。
あの人達、余裕で二日連続徹夜とかするからね。

「ふぅ・・・風呂いただきました。」

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