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BL~中編・長編集2~

第3章 ~初恋は実らない~

自分の想いを口に出してしまった。

「イクぞっ・・・」

「あ、ぁあ!!」

この一週間・・・五限目をサボらなかった日がないな。
先生から優等生として見られていたのに・・・・
内申に響かないといいのだが。

「っ・・・」

いてて・・・・さすがに、身体が痛いな・・・

「おい、大丈夫か?」

ふらふらと教室に向かって歩いていると、武田が心配そうに話しかけてきた。

「暇さえあればセックスしてるからな。 体きついだろ?」

「・・・別に・・・・平気。」

本当に、これは現実なのか?
周りの人間も何も言ってこないし、武田も急に優しくなったり・・・

「早く戻るぞ。」

「はいはい。」

妙な違和感を感じる。
周りの人間においては、俺を見て笑っていることもあるし・・・・

「・・・・」

「菅原?」

嫌な感じだ。

まるで、織田家にいた時と同じような・・・

「・・・なんでもない。」

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