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BL~中編・長編集2~

第3章 ~初恋は実らない~

「? そうか。」

次の日・・・あんなことになるなんて、この時の俺は想像もしていなかった。

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「朔夜―!! 早く行こうぜーー!!」

「はいはい。」

今日は、敦志と手合わせする日。

昨日、『明日の朝は用事がある。』と武田に言ったら、『俺も用事あったから、ちょうどいいな。』だって。

「・・・」

ま、別にどうでもいいけど。

「よーし、やるか。」

「ぁ・・・」

まずい。 上着を教室のロッカーに入れたままだ。

「敦志、悪い。 ちょっと忘れ物したから、取ってくる。」

「了解。 早くしてくれよ。 体が疼いてしょうがないんだからさ。」

道場を飛び出し、教室に向かう。

・・・早くしないと、敦志うるさいだろうしな。

そんなことを考えながら、教室の扉に手をかけた時だった。

「ははは!! やっぱり!!」

「ちくしょー・・・今回は無理だと思ったのに・・・」

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