禁断の恋は病院の中で
第3章 *日常には眼を閉じて*
ー鈴sideー
ーウィン
「はぁ……。」
「どしたの鈴ちゃん。」
「おい由希…鈴ちゃんって呼ぶなよ、由希ちゃんって呼ばれたいか。あやめもコイツをどうにかしろ。」
「はい?それは僕の仕事ではありませんよ?鈴ちゃん。」
「……あやめまでそうなったら終わりだな。それ、いずれ和人にも言われそうだよ。」
「いーじゃん鈴ちゃん!!オレんコト由希ちゃんでいいよ!!」
「もういい…。」
和人の診察が終わった俺は
医者の集まる休憩室に来ていた
日本三大医師と呼ばれるのは
親友同士の三人組、
俺、"美琴 鈴"と"真鍋 由希"、
そして"江崎 あやめ"
で、できている
そんな俺が働く"桜ヶ丘大学付属病院"は、世界的にもトップクラスだった
そんな俺が
すごい俺が!!!
『鈴ちゃん』と呼ばれるなんて…!!!
俺の顔が強ばる
あ、思い出した
和人のコト二人に言いたいんだった
俺は再び口を開く