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オオカミ少年

第6章 一緒にいよう




悲しかった

こんなに頑張ったのに


雨が強くなり、川の流れが速くなった

あたしは岩につかまった

手がキンキンに凍っているようだった

手だけじゃない

体も、全て


あたしはこわかった

もう助からない


正気あたしは諦めた


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