*もしも〜…*シリーズ
第1章 天地シリーズ アル&アレン
ルイスに頼まれたデーター…
それは──
あの満貫堂の店主、お勧めの新作品!
《イケる君》──だった
小型なわりにハイパワー・静音遠隔操作最長10㍍を誇るミニローター‥
その使い心地のデーターを取っておけ!‥とのことだった
その無理難題に難しい表情を浮かべていたアレンに気づき、何も知らないアルは声をかけたのだった‥
「アレン!‥‥
どうしたの?
そんな難しい顔して‥」
「‥ぇ‥あ、あぁアルでしたか‥‥‥
実はルイス殿に‥‥‥‥」
アレンはなんのデーターを取るかは語らず簡単に説明した
「‥データーを?」
「はぃ…
ただ‥
もう一人助手がいないと一人では出来ない作業でして‥」
アレンは困り顔で答えた‥
「‥‥‥‥ふーん‥
そうなんだ…
──そうだっ!ねぇアレン
その作業って難しい?!
簡単だったらあたし、手伝ってあげる!!」
そう言ったアルを一端は拒んだアレンだったが‥
話しをしていくうちにアレンの表情は少しづつ変貌していく‥
切れ長の一重目でアルを見つめると微かに不敵な笑みを浮かべた──