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妹萌えフラグ3

第11章 兄の級友



『りゅーくん!いますかー?』

下はジーンズの短パン、上はタンクトップに薄い地味な上着を羽織っただけの、ショートカットのその少女は、モニターの中で大きく手を振っている。

「お兄ちゃんの知り合い?」

「いや、男子の家を訪ねるのに、こんなラフな格好して来る女…」

俺は知らない。と、言いかけて思い出した。

「委員長だ…」

俺は、急いで玄関まで行き、扉を開けた。

「よっ!リュウくん!」

俺を見るなり、委員長こと、瀬川ナツミは、ニカッとはにかんで、手を上げた。

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