妹萌えフラグ3
第3章 兄の恥態
「最近さ、お兄ちゃんとセックスできるの気持ちいいし、スゴく幸せなんだけど…」
ひっく、とユイが泣きじゃくる。
「でも、お兄ちゃんが私に優しくて…私を妹としてしか見てないんだって、思い知らされるよ…」
バカなんかな、コイツは…。
いや、バカは俺か。
思ってるだけじゃ、伝わらねぇよな。
「ユイ…とりあえず、ほどいてくれ」
俺は背中越しに後ろの両手を見せた。
「うん…お兄ちゃん、ごめんね?」
ユイが、素直に巻き付いたタオルを解いた。
「お兄ちゃん…っ、私のコト…嫌いにならないでぇ…」
ポロポロと涙を流しながら、ユイが肩を震わせる。
「懐かしいな…」