妹萌えフラグ3
第8章 妹の過去
チュクッ、チュルッ
私の幼い舌に、守兄ちゃんが噛みつくように吸い付く。
私も負けじと守兄ちゃんの舌を食べようとするけど、守兄ちゃんに吸い付かれて、息をするので精一杯な私。
「ぁふぅっ…!」
やっと口を離した守兄ちゃんの唇の端からは、ヨダレが垂れていた。
ピチャッ…。
目が虚ろな私の、半開きだった口の中に、守兄ちゃんがヨダレを垂らしてきた。
その目は、まるで愛に飢えた子供のようだった。
私は、守兄ちゃんのヨダレを全て欲しいと思った。
守兄ちゃんの細胞を全て飲み込みたいと…。
口をパクパクとさせると、守兄ちゃんはクチュクチュと唾液を作って、落としてくれた。
ねぇ、守兄ちゃん…
そんなに寂しそうな目をして、一体誰の愛に飢えているの…?