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妹萌えフラグ3

第10章 妹の感情



「ごめんなユイ…俺、実は守兄ちゃんとユイがヤってることに気づいてた…」

俺の言葉に、ユイの顔はみるみるうちに蒼白に変わる。

「でも、俺は、お前が俺のこと好きなの、ちゃんと分かったから…」

俺のTシャツに、鼻を擦り付けるユイの頭を、俺は撫でた。

「私っ…お兄ちゃんに、気づかれたくなかった…けどっ!」

ユイが俺を見据える。

「本当は、ずっと気づいて欲しかったんだからねっ!バカッ!」

え…バカって…ひどくね?

そもそも俺はお前の兄貴なんだが…。

恋人兼の、な。


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