テキストサイズ

一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第18章 第一部あとがき

 で、福山さんの龍馬をイメージして書き出してみて、私なりにまず、龍馬という人を例えるなら何だろうと考えてみたら、〝海〟という言葉が浮かんできました。丁度選んで見た龍馬伝のDVDが海軍操練所のところだったりするからかもしれないのと、後は龍馬について寺田屋の女将お登勢が〝坂本さんの頭には、いつも海がひろがってますのやろ〟と言った言葉からイメージしたのです。
 確かに龍馬イコール海というのは言い得て妙だと思いました。それで海のような男、更に幕末という時代を風のように駆け抜けて生きていった人と考えて、私なりの龍馬を描いてみました。
 歴史上の実在人物を描くというのは難しいのです。もしかしたら、皆さまの持つ龍馬像というのを著しく壊してしまうかもしれませんが、まあ、私なりの龍馬ということでご理解頂ければと思います。
 さて、次回は一ヶ月のお休みを頂いて、十二月から始めます。復帰作は現代物の予定ですが、まだ、こちらの時代物の続きを書くかどうか少し迷いがあります。
 また、これにて小紅と碧天シリーズは第一部が終わり、次回からは第二部になります。後半も全三話で、小紅と碧天の関係にもラストでは決着がつきますし、碧天の身の処し方も決まります。最後まで全力で書くつもりです。
 それでは、また、お眼にかかりましょう。
 ありがとうございました。

2013/10/20         東 めぐみ拝 

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ