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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第3章 【残り菊~小紅と碧天~】 旅立ち

 小紅は居心地の悪さに、しきりに両脚をすり合わせた。
 ひとしきり胸を弄り回していた準平が漸く顔を放した。
「そろそろ濡れてきたみたいだな。少しは良くなったか?」

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