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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第4章 【残り菊~小紅と碧天~】 流星

 どれくらいの間、話していたのだろう。焼き芋は美味しかった。でも、それだけではなかった。これまで知らなかった栄佐について、色々と知ることができた。
 それにしても、栄佐があの人気女形板東碧天だったなんて。いまだに、まだ夢を見ているようで信じられない。
 でも、栄佐のような美男はそうそういないから、彼が碧天だと言われても納得はいく。

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