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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第5章 【残り菊~小紅と碧天~】 いちばん幸せな日

―栄佐さん。
 もう悔やんでも遅い。幾ら呼んでもこの心の声が栄佐に届くことはない。
「さあ、一緒に来るんだ。俺を裏切ったことを後悔させてやる。これからお前のその身体に俺のものだという証を刻みつけてやろう。昼も夜も抱いて、男なしではいられない身体にしてやるから、覚悟しろ」

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