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お嬢様、執事にはお気をつけください

第10章 ソウシ②

「そんなこと、ないと思うけど…」

リアは再び紅茶をすする。
ソウシと目を合わせないためだ。

「おっしゃってはいただけませんか…では、当てさせていただきます。お嬢様は、夜迦のことでお悩みですね?」
「えっ?!」

リアは思わず顔を上げた。

「伝統とはいえ多くの執事と行為をすることに抵抗がありながらもやめることができず、どうするか悩んだ結果、誰とも行為をしなくなった…違いますか?」

リアは驚き、目を見開いた。

「どうして…」
「お嬢様の考えていらっしゃることは、すぐにわかりますよ」

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