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お嬢様、執事にはお気をつけください

第10章 ソウシ②

「お嬢様が抵抗がありながらも行為を止められないのは、感じていらっしゃるから…違いますか?」
「………!!」

リアは何も言えなかったが、その表情が肯定している。
ソウシは空になったティーカップに紅茶を注いだ。

「感じることは悪いことではありませんよ。それに夜迦はお嬢様のお相手を決めるための重要なお役目です。それを気持ちよく行えるなんて素晴らしいではないですか。それに…」

リアは淹れたての紅茶をすする。
それを見てソウシはいつもより妖しい笑みを浮かべながら言った。

「そろそろ暑くなってきたのではないですか?」

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