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お嬢様、執事にはお気をつけください

第11章 ハル②

「ね、美味しいですよね?」
「…美味しい」

確かに甘くて美味しいのだが、それ以上の恥ずかしさで顔が熱くなる。

「本当に甘いですね…もっと味見したくなりますよ…」

ハルは先ほどリアが口に含んだ指をぺろりと舐めた。
その仕草が色っぽくて、リアは目が離せなくなってしまった。

「そんな顔して俺を見て…誘ってるようにしか見えませんよ?」
「そんなこと…っ!……んっ…」

反論しようとしていた口をキスで塞がれる。
少しクリームの味がして、いつも以上にキスが甘く感じる。

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