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お嬢様、執事にはお気をつけください

第2章 ライ

「ははっ、リアちゃんかわいー。届かなかったんだ?」
「う、うるさい!はやく上げてよ!」
「はいはーい♪」

ライはファスナーを静かに上げ、改めてリアの全身を見て、満面の笑みを浮かべる。

「うん、完璧!すっごく似合ってるよ。」
「ふふ、ありがと。じゃあ脱ぐからまたファスナー下げてくれる?」
「いいよ。じゃあ後ろ向いて。」

リアは言われた通りに後ろを向いた。
しかしライはファスナーを下げず、少し考える素振りをしてからリアに話しかけた。

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