テキストサイズ

お嬢様、執事にはお気をつけください

第15章 ハル③

「ハル?!」

ドアを開けるために立て膝になっていたリアは、自分のあられもない格好に気付き、手で隠そうとする。
しかしその手をハルにとられ、そのまま深く口づけられた。

「んんんっ…ぁ…」

久しぶりのキスに、頭がクラクラする。
しばらく舌を絡め合って唇が離れた時には、リアの目はもう虚ろになっていた。

「リア様の唇、すごく熱いですよ…どうしたんですか?」

唇が触れ合いそうな距離でハルが囁く。
息が唇にかかって、リアの身体はますます熱くなる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ