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お嬢様、執事にはお気をつけください

第15章 ハル③

「あの…のぼせて、しまって…」
「違いますよね?」

リアはとっさに誤魔化そうとしたが、確信を持って尋ねるハルに、誤魔化せないことを悟った。

「何してたんですか?」
「……一人で、してました…」

リアは恥ずかしくて、目を伏せながら答えた。
羞恥で声が震える。

「耳まで真っ赤…かわいー…」
「ひゃっ?」

ハルがリアの耳を甘噛みした。
後ずさりをしようとするリアを、ハルはギュッと抱き寄せ、耳元で囁いた。

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