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お嬢様、執事にはお気をつけください

第3章 ハル

ハルはリアの髪を耳にかけ、わざとらしく音をたてながら耳を舐めた。

「ひゃんっ!」

恥ずかしい声が出てしまい、咄嗟にリアは手で口を押さえた。
ハルが耳元で囁く。

「ほらね。くすぐったいんじゃなくて感じてるんじゃないですか」
「ふん…っん!んんっく、うぅ…」

ハルは耳や首筋を舐めながら、内腿を撫であげている。
リアは、いつ誰が来るかわからないので、必死に声を押し殺す。
そんなリアの様子に気づいたハルはくすりと笑みをこぼした。

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