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お嬢様、執事にはお気をつけください

第1章 ソウシ

「あたしね、18になったの」
「はい、存じてますよ」

昨日はリアの誕生日。
盛大なパーティーが開かれた。

「18になったからさあ……その……夜迦、始まるんだよね…」

そう、リアの家では、娘が18になったら執事と夜迦をしなければいけないしきたりがある。
それも、結婚相手が決まるまではいろいろな執事としなければならない。

「はい、存じてますよ」

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