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お嬢様、執事にはお気をつけください

第1章 ソウシ

「お嬢様」

ソウシに呼ばれ、リアはそっと目を開けた。
ソウシの深い茶色の目に、吸い込まれそうになる。

「私は先日お嬢様に申し上げたはずですよ。18になられたら執事にはお気をつけください、と。夜迦なんていうのはただの名目に過ぎないので、執事はスキあらばあなたをモノにしようとする…」

リアはソウシから目が話せなかった。

「それと…」

ソウシはそのままリアを押し倒した。

「私もその執事の一人ということをお忘れですか?」

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