ソウル・雨─AtoZ.
第7章 エンドレスナイト
「俺に…どうしろって…」「ユノの好きなようにすれば? ユノの人生だもの。─僕に関係ない」今まで聞いたことのないチャンミンの薄情な口振り…。「お前が…云う通り、なのかも…知れない…」切れ切れに言葉を探しながら云う。「両親を安心させて、やりたい。ずっと心配ばかりさせたし」躊躇いがちに、続ける。「それに…俺が、長子だから」「僕も同じなんだけどね」うそぶくように返した。「うん。─でも、…チャンミンは、結婚して自分の家庭持って…」「子供なんか要らない」…小さく、ため息をユノは吐く─。
「別に、ユノが結婚したって構わないよ」平静な口調で続けた。「子供好きだから─いつかユノはそうすると思ってた」…気怠げに、寝返りする。「だから…驚くも寂しいも─ない」「…」「けど…ね─」ひとつ大きく息を吸う。「どんな女だか知らないけどさ。─その女に子供孕ませるのに使ったのを、僕にまた愛せって云うの? 真っ平だよ」耐え切れないという素振りで、ユノは顔を逸らした。「相手の…奥さんになる人にも悪いよ。僕のこと…黙っておくんでしょう─?」瞳を閉じ、「それで僕は性処理にとっておくんだ」寝室の冷え切った空気が、凍るようだった。
「別に、ユノが結婚したって構わないよ」平静な口調で続けた。「子供好きだから─いつかユノはそうすると思ってた」…気怠げに、寝返りする。「だから…驚くも寂しいも─ない」「…」「けど…ね─」ひとつ大きく息を吸う。「どんな女だか知らないけどさ。─その女に子供孕ませるのに使ったのを、僕にまた愛せって云うの? 真っ平だよ」耐え切れないという素振りで、ユノは顔を逸らした。「相手の…奥さんになる人にも悪いよ。僕のこと…黙っておくんでしょう─?」瞳を閉じ、「それで僕は性処理にとっておくんだ」寝室の冷え切った空気が、凍るようだった。