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『好き』の重さ

第2章 浮気!?

「奥さん幸せね。
こんな優しそうな素敵な旦那様がいて。
さぞかし可愛らしい奥様でしょうね」


きちんとアイロン掛けされたワイシャツやハンカチを見れば、何と無く甲斐甲斐しく世話をする奥さんの姿が浮かんだ。


「かみさんは今、子育てに掛かり切りで僕に構う余裕なんて無さそうだよ。
それに、同い年だし」


人前では"かみさん"ていうんだ…素敵な言葉。

クスッと笑ってかみさんの事を話す彼は…やっぱり幸せそうで…ちょっと嫉妬。

今日初めて会った人なのに…
話していると安心した


「いつかまた、仕事で会えるかも知れないわね」


「あ!良かったら、番号交換しない?」


「うん!」


普通に、自然に携帯番号を交換した。


「なんて登録しようか?
芝ちゃんで良いかな?」


「良いね!それ!彼に見つかっても女友達だと言えるよ」


そんな、楽しい時間はあっという間に過ぎて、そろそろ11時になろうとしていた


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