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『好き』の重さ

第2章 浮気!?

帰ろうとしてカウンターの高い椅子から降りようとした時…


バランスを崩して転びそうになった。


「大丈夫?」


咄嗟に腰を抱き止められて…
心臓がドッキン!!
飛び出しそうになった。


「……っ!
ごめんなさいっ!!」


「タクシー捕まえるまで付き添うよ。
心配だし…」


「だ、大丈夫です。
1人で帰れますから」


なんて言いながら…

久しぶりに飲んだウイスキーがかなり効いてる。


眠い…

しっかりしなきゃ!


「僕も帰るよ。
マスター、おあいそ!!」


「ご馳走になる訳にいかないから…はい。」


数枚のお札を出した。


「じゃ、有り難う。」


彼は1枚だけ受け取ると後は私に返した。


「有り難う。
御馳走様でした!」


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