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『好き』の重さ

第2章 浮気!?

芝田さんの自宅はかなり遠いらしく、終電も無くなっていた。


「良く有ることだから、気にしないでね。
こんな時のための行き付けの安いホテルが在るから、今夜はそこに泊まるから」

そう言って多分自宅に、電話をした。


『…だから、ゴメン。
仕方無いだろう……
わかった…戸締まりちゃんとしろよ。
……うん、わかった。
じゃあな…』


微かに聞こえてくる会話。

何だか…胸が苦しくなってくる…


泣きそうになった自分に驚いて夜空を見上げた。


一面の星空が―――


私の涙を一瞬で止めた。


「うわぁ〜!綺麗!!綺麗!!」


彼と見上げた星空が――
彼と私の最初の思い出になった



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