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『好き』の重さ

第9章 再会、そして…

狭い通路を奥へと案内され

「こちらになります。
狭くなりますがよろしいでしょうか?」


「はい。
大丈夫です」


定員4名 と書いてある割には狭く感じるテーブル席に案内された


細かい格子の戸を閉めれば通路からは殆んど中の様子が見えなくなっているようだった


「すみませんが待ち合わせなので、注文は待っててもらえますか!?」


「判りました。
御用が有りましたらソチラのボタンを押してお呼びください」


店員さんはそう言うと、おしぼりだけを置いて行った

私は辺りを見回しながら、その落ち着ける狭い部屋に満足していた。


向かい合っても距離が近そう…


人目を気にせずに話せる素敵な居酒屋を選んでくれた芝田さんの計らいが嬉しかった



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