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『好き』の重さ

第9章 再会、そして…

――――


約束の時間から30分がたっていた…


"7時…
芝田さん…忘れてるのかな…?"


不安で泣きたくなる気持ちを抑え、握り締めたスマホで芝田さんの番号を探し始めたその時…


ブブ〜ブブ〜ブブ〜


突然鳴り始めたバイブの音に驚いて、スマホを落としそうになり慌てて握り直した


!!!


画面は芝田さんからの着信を知らせていた


大きく深呼吸をして電話に出る…


「……はい、星川です…」


悪い知らせでは無いことを願いながらも


不安な気持ちに頬が強張る

"お願い…
来れないなんて言わないで…"


心の中で祈ってた…



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