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『好き』の重さ

第9章 再会、そして…

ドッキン…


不意の優しさが
いつも私の心を虜にする…

「飲んでいなかったんだね…
さて!何にしようか?
何でも好きな物を頼んで!」


私にメニューを見せながら微笑みかけてくる


「うん…
取り敢えず生ビール!」


「食べ物は?」


「…胸が…
胸が一杯で、何も入りそうにないわ…」


本音だったのに


「遠慮してると、大きくなれないぞ!」


芝田さんはそう言って、声をあげて笑った



好き…

大好き…

時間が…


このまま…





止まればいいのに!


と、心の中で祈っていた…

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