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『好き』の重さ

第9章 再会、そして…

生ビールで乾杯!


「暫くだね!
元気そうで良かった」


「うん…
会えて嬉しい…」


気の利いた言葉は言えないけど、二人だけの空間が私の心を穏やかにしてゆく


胸が一杯で頼んだ料理も喉を通らず、込み上げる嬉しさを飲み物で流し込む…


「ほら、ちゃんと食べないと作ってくれた人に悪いでしょ」


「うん、そうだね」


枝豆をひとつ摘んで口にいれ、目を合わせてクスッと笑う


隣の部屋から聞こえる大きな笑い声も…
騒ぐ声も…


気にならなかった。


目の前に…


夢にまで見た


あなたが居る幸せを噛み締める



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