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『好き』の重さ

第3章 浮気?本気?

私は部屋に入るなりソファーに倒れ込んでしまった。

「大丈夫です……」


そう言いながらも眠気に勝てなくなっていた…





どれ位経っただろう…

目が覚めたのは夜中だった。


ヤバイ!!
寝ちゃった…―――


頭が痛い…
でも、このまま寝てしまう訳にはいかない。
支度をして帰ろうと、起き上がった。


見ると…私はベッドにひとりで寝ていた。


確か……
芝田さんの部屋に来てたはず…

薄明かりの中を見回すと…芝田さんがソファーに座ったままコートを掛けて寝ていた。


私をベッドに寝かせてくれたんだ…


自分はこんなに窮屈そうな体勢で狭いところに寝て…

寝顔を見つめながら熱い思いが込み上げてきた…



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