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『好き』の重さ

第11章 結婚

ずっとこうしたかったけど、結婚式迄は待とうと決めていた。


私たちの半年は…


人を傷つけそして傷付いた日々だったのだから――




半年間は短いようで…長い日々だった


あなたを忘れようとしていた私…


修と課長のプロポーズ。


芝田さんの離婚。


何年分もの出来事にも耐えられたのは…
紛れもなく『好き』の力


それが…愛に変わっていた――――


走馬灯の様に駆け巡る思い出をいくつも数えていた



「ひとみ…?
ひとみってば!」


思い出が途切れた




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