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『好き』の重さ

第12章 運命(さだめ)

「芝田係長は、普段とても優しいけど仕事に関しては人一倍厳しいんです。
だから、仕事に関して他人を認めて褒めるなんて滅多にないんですよ

星川さんは係長が認めた数少ない方の一人です

係長から、星川さんには必ず挨拶をするようにと伝えられましたけど、これ程魅力的な方だとは…

あ!スミマセン…
喋りすぎましたね」


はにかんだ杉本さんと白ワインのグラスで乾杯をした

「芝田さんがそんなことを言ってるなんて…」


そう言えばふたりで沢山の話をしたけど、仕事の話題をあまりした事がなかった

仕事を褒めてくれているなんて…


私はとても嬉しかった。


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