テキストサイズ

『好き』の重さ

第12章 運命(さだめ)

「杉本さんはとてもおモテになるんでしょうね」


「いや〜!まだ彼女も居ないんですから、モテませんよ。
それに比べて芝田さんは、女子社員からもモテますからね!
奥さんもあんなに綺麗だし、可愛い盛りの子供さんもいるんですから社員の間では憧れのご家族ですよ」


「確か、一歳半位の女の子でしたね!?」


「そうですね。
ホント可愛い子供さんです。
奥さんも同じ職場の方だったらしいですしモテになったようですからね!
美男美女とは本当に羨ましいです」


…芝田さんがあまり話そうとしない家族の事を色々知ってるんだ…


どうしようもなく嫉妬してしまう自分が悲しい


忘れようとしてる人なのに…


でも、知りたい気持ちも押さえられなくて、ワインを飲み干しておかわりを頂いた


ストーリーメニュー

TOPTOPへ