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『好き』の重さ

第12章 運命(さだめ)

「東京の方は僕で十分なのに…
管野課長と個人的な話をしたかったのかな…?」


「個人的に?
仲が良いんですね!?」


「……それは…わかりません…」


言葉を濁す杉本さんが気になりつつ、折角知り合いになれた彼と芝田さんの話題ばかりしているのは可笑しな事だと思う


グラスの赤ワインを一気に飲み干すと、頬が赤らむのを感じた


杉本さんが直ぐにもう一杯の赤ワインを持ってきてくれた


「ありがとうございます!杉本さん、今日は楽しみましょう」


「そうですね。
僕此方に来れて、星川さんとお会い出来て良かったです。」


「私も!
これからも宜しくお願いしますね。乾杯!」


再度グラスを合わせた。



気持ちが少し落ち着くと、いい感じにワインが回り、テンションが上がっていた




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