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『好き』の重さ

第14章 赤い糸

[前回お会いした店で6時半にお待ちしています]


相変わらず用件だけのメールに何となく笑顔になってしまう

言葉では事細かに伝えてくれるのに、メールだと端的過ぎる


それが彼の良い所なのだろうが、そこが不安でもあるのだ。


[わかりました!]


私もそれだけを返した


でも、芝田さんから急な誘いが有るなんてどんな話なのだろうか?


東京出張で何かあったのかしら?

個人的な感情を封印して忘れようと決意したばかりの私には、複雑で不安でもあった…


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