テキストサイズ

『好き』の重さ

第15章 好きの重さ

その頃の香織は、職場の華と称され何人かの男と付き合っていた


それから間もなく僕と香織は付き合い始めた


同じ課の佐伯さんと香織は、職場の飲み会等では何時も一緒。
ある飲み会の二次会で、佐伯さんは酷く酔った香織にずっと好きだった事を告白されたらしい


佐伯さんも気持ちが有ることを伝え嫌いで振った訳ではない事を話した


それから二人の密かな付き合いが始まった


香織は…それでも自分の気持ちを偽ったまま僕と結婚したのだ


強がってはいても根は優しい事は僕も良く知っている
でも…
香織の心の中は…

ずっと佐伯さんへの想いに支配されていたのだ――



ストーリーメニュー

TOPTOPへ