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『好き』の重さ

第16章 エンディング

芝田さんは、これ迄の経緯を手短に話してから私に尋ねた


「僕は君が好きになってしまった…
こんなに愛しいと思う気持ちは初めてだから自分でもどうしたら良いのか解らない…
僕の思わせ振りな態度で君を傷付けたことは、本当に済まないと思ってる。
でも…僕も苦しかった。

こんな事を言い出すのは本当に自分勝手だと思うけど…
側に居て欲しい。

僕と付き合って貰えませんか?」


大好きなお酒も飲まず、私にこれを言うためにずっと待っていてくれていた


家庭を持つ男としての責任から、これ迄メールも電話もセーブして気持ちにブレーキをかけ続けていた…


そんな柴田さんが、目の前で真っ直ぐに私を求めてくれていた――



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