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『好き』の重さ

第5章 ハプニング!

「あ!
ごめんな!
はははは…俺、何言ってんだろう!
星川くん、忘れてくれ」


課長は直ぐに私を放し、早足で歩き始めた。


自分の気持ちだけでいっぱいいっぱいになっていて、周りの人の事には全く気が付かなかった!




それ以降、課長は普通に接してはくれているけど、私に近づくことはなかった…

それでも、時々熱い視線を感じていた


修と課長に想われながらも私の気持ちは芝田さんに片思い…



片思いが切なさ過ぎて――

想うより想われる方が、愛するより愛される方が幸せだと決めつけていた。



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