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『好き』の重さ

第5章 ハプニング!

寂しい夜は、芝田さんにメールを書いた。


[お久し振りです。
お変わりありませんか?

私は、相変わらず芝田さんに会いたくて、心が沈んでいます]


送信なんて出来ないくせに何度も何度も書いては消した…


泣き出してしまいそうな夜には、電話番号を表示させて…


電話の理由を考え…


また待ち受け画面に戻した…


電話の理由よりも早く、出てくれなかった時の苦しみが甦ってきて…


尚更、泣きたくなるから…

無意識に、今の苦しさに耐える事を選んでしまう私がいた……



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