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『好き』の重さ

第2章 浮気!?

交流会も無事に終わり帰ろうとしたその時、芝田さんが近づき声を掛けられた。

「時間があったらカラオケでもお付き合い願えませんか?
僕の従兄弟の店が直ぐ近くに有るんです」


カラオケ大好きの私は、ほろ酔い気分も手伝って、付き合う事にした。


時間もまだ8時。




そのスナックは歩いて5分位の所にあった。


「いらっしゃ…
お〜!雅人。昨日はかなり遅かったのに、今日は早いな」


ここのところ連日の会議や接待が入っているらしかった。


「まぁ〜!昨日も女性と来たの?」

何と無くそんな皮肉を口にした。


「いや!何時も1人で来てますよ。」


マスターに相づちを求めるように答える芝田さん。


「女性と一緒なんて初めてじゃないか?
昨夜は遅い時間だったしな」


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