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『好き』の重さ

第7章 心変わり!?

隣の課の友人ユカだった。

昼休みに廊下で会った際にやっと仕事が一段落して、今日は定時で帰れそうだと話した事を思い出した。


「あっ…!ご免なさい。
課長がいるって思わなくて…」


まさか課長がいるとは思わなかったのだろう、デスクで珈琲を飲んでいる課長を見て焦っている。


「ひとみ…まさか、まだ終わらなかった?」


「あっ、ううん今帰るとこだけど!」


「そう、良かった!
買い物に付き合って欲しいなと思って急いで来たの」

先程何か言いたそうだった課長と目が合ったが…
パソコンに視線を戻した。

「良いわよ、行こう。
私も久々だし!

課長、お疲れ様でした。
お先に失礼します!」


思わぬタイミングで現れたユカに感謝しつつ会社を後にした。



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