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『好き』の重さ

第8章 私の気持ち…

課長のハイブリッド・カーでドライブ。


疲れているであろう課長を気遣って、近くの公園にした。


修の知り合いと会ったりしたら不味いので、助手席ではなく、その後ろの席に座った。


「そうだね…助手席には座れないんだね。
それに、ドライブって言っても近くでゴメン…」

運転しながら課長が言って…ハハハと寂しく笑った。


「ううん課長。
気にしてないですから。
それに薔薇公園なんて暫く振りなんで楽しみです」


「ひとみ、課長は止めようって言ったでしょ!?」


「あ…はい……堀内さん…」

「それで良し!」



2人は照れながら声を上げて笑った。

これからは…こんな風に呼び合う関係になるんだね…


その時はまだ課長の事を、私を好いてくれている頼れる年上の男性 位にしか思っていなかった。


勿論、身体の相性は最高に良かったけれど!


でも…
一緒に居ると優しい気持ちになれた…




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