
『好き』の重さ
第8章 私の気持ち…
30分程走って、目的地の薔薇公園に着いた。
まだシーズン・オフの園内は咲いてる花もまばらで、見物客もほとんど居なかった。
ゲート前の案内板を見ると、シーズンのオープン時期は来週からと書いてあった。
「うわ〜!
オープン迄は入場無料ですって!
私たちラッキーですね」
「ひとみはしっかりものだな(笑)
入場料って言っても、たかが400円じゃないか。」
「もう〜…
2人で800円なんですよ。
何か他に使えますよ!」
「…っ!
やっぱり…しっかりしてる。その通りだね」
歩きながら楽しそうに高笑いしてる課長をもっと近くに感じたくなって私は…
誰もいない細い通路にたどり着いた時…
腕に手を回していた。
驚いたように、一瞬私をみたけど…
何事も無かったように、課長は私の腕を絡めて腕組みをした。
ドキンと鼓動がなった――
まだシーズン・オフの園内は咲いてる花もまばらで、見物客もほとんど居なかった。
ゲート前の案内板を見ると、シーズンのオープン時期は来週からと書いてあった。
「うわ〜!
オープン迄は入場無料ですって!
私たちラッキーですね」
「ひとみはしっかりものだな(笑)
入場料って言っても、たかが400円じゃないか。」
「もう〜…
2人で800円なんですよ。
何か他に使えますよ!」
「…っ!
やっぱり…しっかりしてる。その通りだね」
歩きながら楽しそうに高笑いしてる課長をもっと近くに感じたくなって私は…
誰もいない細い通路にたどり着いた時…
腕に手を回していた。
驚いたように、一瞬私をみたけど…
何事も無かったように、課長は私の腕を絡めて腕組みをした。
ドキンと鼓動がなった――
