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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん





何やってんだろアイツ



俺はこんな掃除するだけの何も得しない企画に誰かが残るなんて思っていない



だから体育館の隅に只突っ立っている光輝が気になった



最初は教室に戻らねーのか聞こうと思った



けど戻りたくねーから個々に残ってんのかって、自己納得した俺はあくまで企画に参加する一人として話し掛けようとした



その時に見た光輝のキラキラと輝いた瞳を見て胸の辺りが一瞬だけドクンと高鳴った



なんだ今の......?



その日以来学校に行くと必ず光輝を見掛けるようになっていた



学校の帰り道には地区センターって表向きに書かれている看板が飾られている建物の前を通る



そこに光輝らしき人物が入ってくのを見た



でも彼処はもう結構前に変わっていて今は地区センターって言う表向きの脱け殻なんだ



たまーに出入りしてる柄の悪い連中を見掛けたりしていたから嫌な予感がした



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