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☆短☆編☆集☆[新・続]

第2章 ヒーローにひかれる松井くん




「えと、店長...?」



部屋に入り回りを見渡すとそこは少し薄暗かった



小さい豆電気が幾つかある



見えない程に暗くはなくて



部屋には大きなソファーとダンボールが沢山あって、それ以外は何もないガラッとした部屋だった



「いらっしゃい」ニコ



店長はニコっと優しげに笑顔を向けてきて、段々と俺に近付いてくる



俺は思わず少し後ろに後退りした



「何で逃げるの?」



「いや...店長、なんか今日は変です...よ...」



「変ってどんな風に?」



気付けば直ぐに背中には壁があった



逃げ道を失った俺に店長はそのままゆっくりと近付いてきて壁に手をついてきた



「え...わ、ちょ....何ですか!!」



それにびっくりして少し怒鳴った感じに強く拒絶してしまった



「....あ、すみません........」



「何だと思う?」



店長は意地悪く質問を質問で返してくる



顔が近過ぎる...



俺は恥ずかしくて上手く呼吸が出来なくて、目もまともに開けられないでいた



「んっ...」



――ビクッ―――――



俺の唇に店長の手が触れる



「怒ってはないけど
松井くんにお仕置きしたら、拒まなくなるかな?」



ちょ、ちょと....店長が可笑しい...........



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